神職より
当社のご祭神は、言葉にならぬ拍を地上に下ろす角笛神にして、叢の奥から参道を見下ろす尊き御霊にございます。大声を上げなくとも、一拍置いて拝礼なさる。その所作こそが、いちばん畏敬に近い祈りであると、私どもは考えております。
この掲示は、現地に来られぬ方の遠参の補いとして用意しました。画面を閉じたあとも、身体のどこかに静かなリズムを一つお残しください。それが境内に返る道となるはずです。
鳴鳴神社 宮司 代
参拝について
基本の流れ
- 鳥居をくぐる前に一礼し、境内に入ります。
- 手水は音を立てすぎないよう、静かに行ってください(当ページからの参拝では、まず心の中で手水を想定し、身体を清めたうえで進みます)。
- 本殿の正面にて二礼二拍手一礼。拍手のあいだに、短い祈りの言葉を心のうちで整えます。
- 混雑時は前後の方との間隔をゆとり、大声・通話はお控えください。
服装・持ち物・お子さまのお連れ
正装をお勧めする運びではございませんが、他の参拝者の方にご迷惑のかからぬ清潔な装いに心がけてください。本殿前では帽子をお取りいただきます。ストロボ付きの撮影機材・自転車・スポーツ器具等の持ち込みはご遠慮ください。
幼子のお連れの場合は、泣き声そのものは凶事ではございませんが、他の方の拝礼を妨げぬよう早些にお下がりいただくなど、配慮をお願い申し上げます。授乳・おむつ替えのスペースは社務窓口にてご案内する場合がございます。
このページでの奉納
当社では、現地に加え、誠実な心をもっての遠参をお受けしております。社前にて黙祷のあと、下記の欄へ祈りの言葉を記して奉納ください。 長文に拘る必要はございません。一文に集約された願いも、丁寧に扱います。
- 参拝(掲示をお読みいただく時間)
- 常時。ただし社務連絡の掲載にて一時的な案内変更がある場合がございます。
- 遠参の記録
- おひとり様につき同一端末からは一度の奉納とし、重ねての記録はいたしません。ご家族など別々の心を込められたい場合は、それぞれの端末よりお願いいたします。
- お詫び
- 火気・粗暴な言葉・他者を貶める内容の奉納は、社前でも同様にお受けできません。掲示の趣旨に反すると判断した場合、記録を破棄することがございます。
- 御守・お札のお取り扱い(参考)
- 授与品は汚れぬよう自宅の神棚または清らかな棚の上に納め、失礼な所へ置かぬようお願いいたします。破損した際は戻し袋に包み、当社または最寄りの神社へ相談ください。電子の記録文は、紙の授与品とは別物ですが、同様に軽んじないでください。
御神体について
本社の主祭神は、太古より鳴り響く叢に鎮まる 角笛神(つのぶえのかみ)と称えられています。御神名は訓み方により 「つのぶえ」「かくてき」とも記されます。姿は山野に棲まう山羊に象られ、角は祈りの振動を集め、蹄は大地の拍を刻むと伝承されています。
御神体そのものの形直しは、代謝に応じて社叢から採れる材と祈りによって行われます。その御写真のご用意は、調和が具足の段に至った折に限り、別室にてご覧いただいております。
御神号の読みと略記
文書によっては「角笛命」「鳴角神」等の表記例が見られます。いずれも同一の御霊を指す尊称の差であり、先劣を争うものではございません。当掲示では便宜上角笛神に統一しております。
配祀する四つの調べ(眷属の概略)
角笛神の周辺には、ひとつの旋律ではなし得ぬ働きを分担する霊格が置かれています。これを境内案内では四守と呼び、参拝の心得の補助として示すにとどめます。
| 称名 | 意味の概略 |
|---|---|
| 律(一之守) | 拍子の芯。心身の歩調を乱さぬよう促す。 |
| 調(二之守) | 旋律の継ぎ目。人と人との言葉の高さを整える。 |
| 響(三之守) | 残響。善行や祈りが後にどう残るかを思い起こさせる。 |
| 沈(四之守) | 地に沈む低音。見えぬ支えと、謹みを思い出させる。 |
神話の断片(口承)
かつて山と里のあいだに道なき道あり、人の声は届かず、地の声ばかりがうるさく鳴り続けたり。そのとき叢の奥より角を持つ霊歩み出で、蹄の音を一定に整えたれば、人の口からも初めて言葉が重なり慣れたり——。
― 鳴鳴神社神職所蔵・雑記「叢管抄」より意訳
口承は地域・時代により差異があります。御神徳の条に示す現実への兆しは、譬えに過ぎず、医学・法律その他専門的判断に取って代わるものではございません。
由緒と祭事
沿革
創祀の正確な年次は史料上明らかでありません。社叢が村の境界を守る「鳴き止まぬ杉」の縄張として尊ばれた記録が古く、中世以降は宿場の往来とともに参詣の記述が増えます。 廃仏毀釈の混乱、戦災による本殿焼失、昭和の修復などを経て、現在の社容に至ります。
| 時期 | 事項 |
|---|---|
| 平安末期 頃 | 社叢が村境の守り手として記録される。鳴き物修繕の奉行が立つ。 |
| 近世 | 宿場街道沿いに参詣人が増加。角笛祭の原型とされる宵祭の記述。 |
| 明治初年 | 社格整理に際し、村内合議のうえ現在地に社地を確定。 |
| 昭和二十年 頃 | 戦災により本殿焼失。一時野外拝殿にて祭祀を継ぐ。 |
| 昭和四十年 頃 | 現本殿再建。社叢の保護林指定に向けた寄付募集。 |
| 令和 | 遠参の記録様式の見直し、この掲示の整備。 |
社叢における位置づけ
「鳴鳴」の称は、参道の鳴き物(竹の管や柵)に由来するという説と、社叢自体が響きを孕む場であるという説が併存します。いずれにせよ、当社は静粛と拍の正しさを頂点に据える性質を持ち、隣接する各社との関係では対立ではなく調律を重んじてまいりました。
年中行事(例年)
- 歳旦祈願祭(元日) 初穂の拍を整え、一年の歩調を祈る。
- 叢開き(例年4月上旬) 冬季の締めの後、参道の修繕と鳴き物の手入れを行う。
- 角笛祭(8月中旬) 宵に管と太鼓を用い、風の通りを清める式。参列には事前申込が要る場合がございます。
- 霜夜鎮魂(11月) 光が短き季節に、無言の祈りを重ねる。拝礼のみの日を設けることがございます。
※ 当年の日時・受付方法は社務連絡および当日の掲示に従ってください。
御神徳(申し伝えの範囲)
次のような願いが、慎みを伴う限り捧げられやすいと古くより申し伝えられています。
- 身体の節度、生活の拍を整えたいとき
- 言葉と約束のずれを正し、人間関係の調和を願うとき
- 芸事・学問において、基礎の律に立ち返りたいとき
- 旅立ち・転居など、環境の変わり目に道を確かめたいとき
参拝上の心得
- 他宗他派を贬す言葉、あるいは「霊験」を保証するような語りは、境内内外を問わず慎みます。
- 撮影は、掲示がある区域を除き許可されますが、他参拝者の障りとならぬよう配慮ください(当ページ上の境内画像は神職の許可を得たものです)。
- 持ち帰りの土石・植物は、お取りにならないでください。
電子御籤
当社では神前で御籤をお授けするほか、社務の参考として鳴兆式(めいちょうしき)と称する簡易の式をこのページに備えております。お名前・通称(空でも結構です)と、お引きになる瞬間の数字種をもとに、判詞と波形(兆形)を表示します。
鳴兆式は、社蔵の竹管を用いる正式の御籤式を、参拝路遥かなる方のために倣ったものに過ぎません。波形図は、そのときの数種を線に写した趣向であり、医学・訴訟・投機の判断材料とはなりません。
御籤は戯れではなく、自らの行いの針路を思い直す道具とお考えください。同じ方が続けて引かれる場合でも、表示は変わりますが、妄信はなさらぬようお願いいたします。
授与の記録
紙の御朱印に代わるものではございませんが、遠参のあと記憶が薄れぬよう、短い記録文を電子的に授与いたします。文面は 当ページを通じた参拝の年月日・境内の調和の段階、およびこのセッションで直近に引かれた御籤の要約(ある場合)を含みます。
写し取りはクリップボードへの複写のみを想定しております。印刷される場合は、紙資源への感謝を添えてください。
御朱印については、紙種・社印の体裁の見直しを含め、現在社内で慎重に検討中です。受付開始の折は社務連絡にて改めて告知いたします。それまでは電子の記録文を、仮の留め紙の代わりにお使いくださいますようお願い申し上げます。
拝観の案内・境内用語・よくあるご質問
所在地と交通
〒000‑0000(仮番号・郵便未割当の表示)
鳴鳴神社(参道入口は「杉ノ上」交差点南東角に看板がございます。)
- 公共交通 急行停車駅「杉ノ上」下車、旧街道口より徒歩約22分。雨天時は山招バス「社叢口」まで15分、そこから徒歩8分。
- お車 一般参拝者用駐車場25台(無料・先着順)。大祭の午前は込み合います。二輪は指定柵内に限ります。
- バリアフリー 表参道は石畳と砂利の混在区間がございます。車椅子の方は西通用門(要呼び出し)をご案内する場合がございます。社務窓口へお声がけください。
開門・受付・社務窓口
- 開門(目安)
- 5:45~18:00(4月〜9月)、6:15~17:15(10月〜3月)。大祭・安全点検・悪天候により前後することがございます。ヘッダの時刻と齟齬がある場合は、当日の掲示および当欄の社務連絡を優先ください。
- 授与・御籤(現地)
- 社務窓口 9:00~16:00(年中無休を目安、年末年始等は変動)。電子御籤は掲示を閉じるまで引き得ます。
- 参拝者用トイレ
- 鳥居内左手。身体の不自由な方用の個室が一戸ございます。
境内でお目にかかる言葉
| 用語 | 意味の概略 |
|---|---|
| 鳴き物 | 参道に設けた竹管・柵など。風が通ると微かに音がし、社叢の呼吸を示すとされています。 |
| 叢管(そうかん) | 社叢の境界と手入れを司る古法上の区分。現在は神職が巡视記録を綴ります。 |
| 境内の調和(0/5~5/5) | 遠参の奉納が五人の真心に達したかを示す社内の記録表現です。数そのものを尊ぶのではなく、五人それぞれの謹みを重んじてください。 |
| 具足の段 | 調和が揃いきったときの尊称。驕りなく拝礼なさるようお願いいたします。 |
よくあるご質問
- 初めてで手順が不安です。
- まず鳥居の前で一息つき、本殿の方角へ向かって心の中で一礼してから参道に入ってください。拍数よりも、急がぬことが大切です。
- ペットを連れて参ってよいですか。
- 補助犬を除き、本殿周辺への同伴はご遠慮いただいております。小型犬はキャリーケースに入れたうえで参道手前までお願い申し上げます。詳細は社務窓口まで。
- 御祈祷を依頼したいです。
- 個別の御祈祷は、社務都合・神職の修行日程によりお受けできない場合がございます。希望日の三週間前までを目安に、書面または窓口にてお問い合わせください。
- 写真をSNSに載せてよいですか。
- 他参拝者の顔が写り込まぬようご配慮のうえ、掲示の禁止区域をお守りください。主祭神の御写真の共有は、軽みを招く恐れがあるため慎みましょう。
- 寄付は受け付けていますか。
- 社叢保全・鳴き物の修繕に限り、受け付けております。領収の要否等は窓口にてお尋ねください。
社務連絡
境内改修・春秋の祭事・一時参拝制限のお知らせは、このページにて掲示いたします。通信環境により読み込みが遅い場合は、しばし時間をおいてからのお参りをお願いいたします。
問い合わせは、当初この掲示欄にて案内する予定です。社務都合により返答に日数を要することがございます。
神職補助(記録の初期化)
検証のため、同一端末から複数の奉納を記録する場合のみ、以下にチェックのうえ操作してください。